軟部外科 soft tissue


短頭種上部気道症候群

 人気犬種であるパグ、フレンチブルドッグ、イングリッシュ・ブルドッグ、シーズ、ペキニーズ、ボクサーなどの短頭種に見つかる呼吸器の病気です。手術方法は外鼻孔を拡張させ、軟口蓋を短く切除することで呼吸が楽になります。当院では、軟口蓋を短くする場合に特殊な電気メスや超音波メスなどを使用し、術後に炎症や腫れを起こしにくいようなテクニックを用いています。

 


口腔外科


会陰ヘルニア

会陰ヘルニアを起こした症例。著しい排便困難を呈している。

 中年齢の未去勢の雄犬に認められる疾患です。膀胱や前立腺がヘルニアを起こし、排便困難や排尿困難をにより痛みや不快感を引き起こし、生活の質が低下します。

 対応としては、子孫を残す予定がなければ、早めに去勢術を受けさること。

 

 手術方法には腹腔内精管固定法、結腸固定法、内閉鎖筋のフラップ形成術、会陰部へのメッシュ埋入法等があります。






胆嚢摘出術

胆嚢粘液嚢腫:内科療法、外科療法

 

内科療法としてはウルソ酸、メトロニダゾール、エリスロマイシン、トレピブトンなどの内服を行います。

 


胆嚢粘液嚢腫、破綻により胆汁性腹膜炎を呈し、紹介来院した症例。緊急手術を実施。



膵炎、胆管肝炎、十二指腸炎などの併発がみられる場合もあるので術後には食事療法や内科療法の継続が必要になる症例も少なくありません。




猫の巨大結腸症 Megacolon


 猫は交通事故後の骨盤狭窄や特発性の巨大結腸症時に慢性の便秘に悩まされることがあります。内科療法に効果が見られない場合は、結腸亜全摘術で対応することになります。猫の術後のQOLは大変良好で、体重の増加や毛並みの改善が期待できます。