症例

椎間板ヘルニア

7歳のミニチュアダックスさん。1週間前からなんとなく元気が無い、どこか痛いんじゃないか?最近になりベッドに上がらなくなったとのことで主治医を受診しました。体温38.5℃、心拍数140bpm、呼吸数、覚醒レベルは正常、触診でやや腹部の緊張が確認されました。体表リンパ節、可視粘膜は正常、CRT<2sec、脱水なし、大腿動脈の触知は左右で確認。神経学的な異常はなく歩様も正常であった。同時に行なった血液検査でも特記所見は認められなかったとのこと。椎間板ヘルニアを疑い、鎮痛剤で数日間安静にしていたが、尻尾は振れるが、徐々にふらつきが酷くなり、起立することが辛そうだ。今の所、自力で排便と排尿はできているが、ここ数日で急激に悪化しているので脊椎及び脊髄の精査と必要であれば脊髄の除圧を行なってくれませんか?と主治医の先生より要請があり、その日のうちに来院されました。

CTではT12-T13の脊柱管内の右側に逸脱した石灰化した脊髄圧迫病変が確認されました。MRIでも同部位にもT1低信号病変を確認。脊髄全体にはT2高信号領域は確認されなかった。T-L ハンセンType 1 G3のIVDDと診断。画像検査の麻酔からそのまま手術室へ移動し(剃毛はする)、病変のある右側からCUSAによるHemi-Laminectomyで、逸脱したDisk Materialを摘除、脊髄の除圧を実施した。脳脊髄疾患には時にはスピード感を持って対応することも重要と思われ、当センターでは3名の獣医師が脊髄除圧術を担当しています。

症例カテゴリー

ページトップへ