ダクタリ会

症例

犬の甲状腺癌

犬が急に貧血を起こして元気がない。もともとあった頸部のしこりが急に増大しているので緊急で見て欲しいと主治医から連絡がありました。
CTでは頸部に大型の腫瘤が左右確認されました。位置的に甲状腺癌、異所性甲状腺、ケモデクトーマなどが鑑別に挙げられました。
また、腫瘤の周囲には血管が発達し、外科的なアプローチは決して容易ではないことが想像されました。しかし、このCT画像を3D化することで、それぞれの腫瘍の周囲の血管走行を確認しながら、超音波メス(GEN11)を使い丁寧に剥離し、2つとも無事に摘出することが可能でした。病理検査結果は甲状腺癌であったことから、フォローアップとして抗がん剤の投与が検討されます。腫瘍外科において術前の3Dイメージは非常に重要なシミュレーションとなり執刀医の頭の中で前もって模擬手術を何度も行うことが可能です。

症例カテゴリー

ページトップへ