ダクタリ会

症例

猫の上腕骨遠位端粉砕骨折を伴うT字骨折

猫さんが室内でアクシデントにより上腕骨骨折をしているので、外科的に整復して欲しいと主治医の先生から連絡がありました。上腕骨遠位端の粉砕骨折とT字骨折が確認されました。この問題に対して、尺骨のChervron 骨切りアプローチにより上腕三頭筋を上方に展開し、上腕骨と肘の関節面を露出しました。外側顆の骨片は二つに分割されており、通常の反転アプローチによるラグスクリュー法は困難であると判断しました。まず、内側顆と外側顆をK-Wireで固定し、その後、内側顆と上腕骨骨幹に2.0のTitanium Lockung Plateにより固定を行いました。また、同様に外側顆と上腕骨骨幹へ2.0のTitanium Locking Plateで固定を行いました。内側顆と外側顆の固定は2,4のポジションスクリューにより最後に固定を行いました。Y字やT字に代表される上腕骨遠位端の骨折は非常に難しい部類の手術になります。個人的には尾側アプローチによる術野展開が肘関節の関節面をよく見るためには重要なアプローチと考えています。

症例カテゴリー

ページトップへ