副甲状腺機能低下症による骨粗鬆症〜橈骨骨折〜
13歳の超小型犬1.2kgのワンコが右前肢を骨折してしまったとのことで主治医の先生より連絡がありました。橈骨のかなり遠位で折れています。なんとか整復しないと歩けません。CTで確認すると粉砕骨折になっているようです。1.5のTitanium Lockingを使い固定しました。内分泌疾患である副甲状腺と甲状腺機能低下症が併発していたため、甲状腺ホルモンの補充や、カルシウム、アルファ・カルシドールの服用を行いながら定期検診が必要です。骨折には病的骨折も含まれるので血液検査を含めたスクリーニング検査が必須です。