ダクタリ会

症例

唾液腺嚢胞

高齢犬の頸部に腫瘤ができており、内部に唾液が溜まっているとのことで紹介がありました。
下顎には唾液腺が存在し、ここで作られた唾液が口の中へ分泌されます。唾液腺や、作られた唾液を運ぶ唾液腺管で損傷があると唾液が周囲に漏れて嚢胞を形成します。
唾液がたまったら繰り返し抜くという方法もありますが、感染が起こりやすいためお勧めしておりません。
根本的な治療として唾液腺ごと切除する方法があります。

この患者さんは切除後は再発もなく良好に経過しています。

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