ダクタリ会

症例

股関節全置換術(Zurich Cementless THR)#25

田犬に対する股関節全置換術(Zurich Cementless THR)生後12か月の秋田犬において、両側性の股関節形成不全が確認され、跛行が持続していたことから、右股関節に対してZurich Cementless Total Hip Replacement(KYON社を実施したものです。寛骨臼の浅さと骨頭変形を伴う亜脱臼が確認されました。アセタブラーコンポーネントは約45°のラテラルオープニングアングルで設置。ステムは大腿骨髄腔の中心軸に沿って17°で挿入されている。術後評価(VD像・ラテラル像):インプラント位置はともに良好で、寛骨臼カップの深度・傾斜・回旋方向ともに問題なし。若齢の大型犬に対しても早期介入によって関節機能と疼痛制御の両立が可能であることを示唆する症例です。しかしながら、インプラントが安定するまでの8週間は絶対安静が必要です。

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