胆汁性腹膜炎






トイプードルの男の子が、元気がなく、ご飯を食べない。という症状で来院しました。検査の結果、胆嚢が破裂し、胆汁が腹腔内に漏れ出す ”胆汁性腹膜炎” という非常に危険な状態であることが判明しました。 胆汁は消化に必要な液体ですが、本来あるべき場所以外に漏れ出すと、お腹の中で炎症を引き起こし、短時間で命を脅かします。すぐに手術を実施し、胆嚢を摘出。術後は集中治療室で24時間体制の管理を行い、懸命なサポートのもと、少しずつ食欲も戻ってきました。高齢犬では胆嚢の病気が隠れて進行していることも少なくありません。