ダクタリ会

症例

頸部椎間板ヘルニア

12歳のトイプードルが、慢性の頸部痛とふらつきを主訴に来院しました。CT・MRI検査でC3-C4の椎間板ヘルニアを確認。脊髄を圧迫しており内科治療では改善が見込めないため、C3~C4をベントラルスロット法で脊髄減圧手術を行いました。術後は速やかに回復し、術後すぐに自力歩行を開始。リハビリを行いながら、元気にお散歩ができるまで回復を目指します。手術は超音波骨メスを使用しました。この超音波骨メスは回転モーメントがなく、超小型犬の頸部ヘルニアにおいて骨の切削に大変有効です。前肢のしびれや痛みや歩行異常は、重大な神経疾患のサインであることも。”なんとなく元気がない”・”急に動かなくなった”などがあれば、早めの受診をお勧めします。

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