ダクタリ会

症例

食道内異物

ンゴを小さなお子さんがワンコに与えてしまい、しばらくしてワンコが泡を吹き始めて苦しそうにしている。食道内でリンゴによる異物閉塞を引き起こしたとのこと。かかりつけ医の迅速な評価で、当院に搬送され内視鏡を用いた非侵襲的アプローチによって対応しました。日常生活における誤飲防止も大切です。飼い主さんも平素から予防策を心がけましょう。

  • 診断方法:X線および内視鏡検査
  • 処置:内視鏡ガイドでストマックチューブを用いて慎重に胃内に落とし込む。
  • 経過:摘出後は嘔吐や食欲不振もなく、順調に回復。軽度の炎症あり。
  • 異物の種類によるリスク管理:食道閉塞は特に生命にかかわるリスクがあります。丸飲みしやすい食べ物は注意が必要です。
  •  内視鏡処置の利点としては外科的な開腹手術等を回避でき、組織へのダメージがありません。

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