ダクタリ会

症例

フレンチブルドッグ胃腺癌 胃部分切除

12歳のフレンチブルドッグさんが慢性嘔吐を主訴に紹介受診されました。

内視鏡検査で胃に大型の潰瘍が認められ、CT検査で潰瘍周囲の胃壁肥厚が確認されました。

内視鏡生検では癌細胞は確認されませんでしたが、潰瘍からの出血が重度であり、貧血が進行していたため

出血の制御を目的に後日、胃切除(ビルロート1型)を実施いたしました。

また腫大していた胃リンパ節も切除しました。

術後経過は良好で、嘔吐は止まり貧血も改善しました。

病理結果は胃腺癌でリンパ節転移も認められましたが、食欲や元気も改善し非常に良好なQOLが

得られております。

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