ダクタリ会

症例

メトロニダゾール中毒

中年齢の小型犬が急に立てなくなったとのことで診察依頼がありました。
神経検査を行うと全身が震え、運動失調となっていました。

MRI検査では明らかな脳病変は認められず、これまでの投薬内容からメトロニダゾール中毒を疑いました。
メトロニダゾールは消化管内寄生虫の駆除のほか炎症性腸疾患にも使われますが、長期的に服用していると通常の量でも中毒を起こす可能性があります。
投薬を中止して2ー3日で神経症状は消失しました。

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