ダクタリ会

症例

中手骨骨折

小型犬がアクシデントにより落下してしまい、中手骨を骨折してしまったとの。主治医より整復して欲しいとの事で来院されました。このサイズの犬の中手骨の髄腔はほとんどありません。

2nd 粉砕骨折:0.9 ビットで骨孔形成 0.8 Titanium Wire Dowel Pinning
3rd  斜骨折: 0.9 ビットで骨孔形成 0.8Titanium Wire Dowel Pinning
4th 粉砕骨折:1.2 Titanium Plate 2穴+2穴 粉砕部を架橋
5th 斜骨折:1.2 Titanium Plate 2穴+3穴 

Dowel Pinningは関節面にインプラントが露出しないので、早期に患肢への負重が期待できます。このことは骨へのストレスシールディング現象のリスクを減らすかもしれません。一方で初期固定強度が落ちるので外固定を必ず併用します。

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