ダクタリ会

症例

前十字靭帯断裂に対するCBLO #161+タイトロープ変法

20kgの活動性の高いワンコが車の荷台からダイブしてキャンと鳴いてから、左後肢を挙上しているとの事で救急来院しました。触診で前十字靭帯完全断裂と半月板損傷を確認しました。まず、NSAIDsを数日服用してもらい、4日後にCBLOで対応しました。シミュレーション通りにCBLOにより脛骨の前方への回転矯正を行いましたが、脛骨が内旋した状態では脛骨圧迫試験において前方スラストが修正されていないことが確認されました。この状態では機能回復が得られないと判断し、内旋矯正を行うためにタイトロープ変法を併用しました。これにより脛骨の抗内旋矯正がおこなわれ、脛骨圧迫試験により脛骨前方スラストが解消されていることを確認しました。この様に、脛骨の内旋が強い患者さんではTPLOやCBLO単独では対応できません。そのため、関節外法の追加が必須となります。CBLOでは脛骨近位の骨片の面積が広く確保できるので、タイトロープの様な追加の処置をする事が可能となります。

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