ダクタリ会

症例

前十字靱帯断裂に対するCBLO #118

22kgのワンコが前十字靭帯を痛めているので、主治医より紹介受診となった。シットテスト、脛骨圧迫試験、ドロアーサイン、メディアルバトレス、可動域の減少などにより慢性の膝疾患が示唆された。また、ほとんど負重が出来ず、挙上が顕著であった。内側の関節切開により内側半月板尾部の部分切除、断裂した靱帯のデブライドメントを実施。関節内にも骨棘が形成され、慢性経過を示唆するものであった。脛骨内側に15mmのラウンドオステオトミーを実施、2.7のドイツ製のロッキングCBLOプレート(オールチタン)を採用し、脛骨近位の前方回転矯正術を実施した。入院中はアイシング、レーザー照射、超音波治療などを集中的に行い。徐々にトレッドミルなどの後療法を計画し、12週間程度のスパンで機能回復を目指す。

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