ダクタリ会

症例

右下顎骨切除 下顎悪性黒色腫

14歳、雑種犬、去勢雄のワンちゃんが、口腔内腫瘤の精査のため来院されました。CT検査および腫瘤の組織生検を行い、悪性黒色腫と診断。腫瘤は歯肉から発生しており、完全切除を達成するには下顎骨ごと取らなければなりません。画像検査上明らかな転移は確認されなかったため、右下顎骨全切除および下顎、内側咽頭後リンパ節の切除を行いました。3日後から自力での食事、飲水が可能となり、術後4日後に退院しました。術後は抗がん剤感受性スクリーニング検査に基づき、分子標的薬での治療を行っています。大変な手術でしたが、よく乗り越えてくれました。

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