9歳のダックスさんが呼吸困難と食欲廃絶、頻回の嘔吐があり、検査と治療をして欲しいと主治医から連絡がありました。喉頭の内視鏡検査などから喉頭麻痺と診断しました。食道拡張、誤嚥性肺炎も併発しているようです。外科的な対応としてタイバックサージェリー、永久気管が検討されましたが、タイバックサージェリーを選択した場合、誤嚥性肺炎のリスクが上昇することが懸念されました。誤嚥性肺炎が小康を得たので、永久気管瘻形成術を行いました。術後はネブライジング処置が必要ですが、呼吸困難も一切消失し、元気食欲とも回復し、極めて良好に経過しております。