ダクタリ会

症例

小型犬の前十字靭帯断裂に対するCBLO#136

小型犬の前十字靭帯断裂に対してCBLOによる機能的安定化術を実施した。脛骨高平部はeTPA=34°であり、プラトーの過剰角を呈している。このような状況ではたとえ小型犬であったとしても、ラテラル・スーチャー法よりCBLOを選択すべきであろう。また、TPLOを行う場合には脛骨近位の骨片が極端に小さくなり、また回転した際は骨片同士の接触面積もかなり減少する。
術者の好みにもよるが、重要なことはどの手法を用いるにしても、十分なシミュレーションを行なって綿密な手術計画をしておく事である。

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