ダクタリ会

症例

小型犬の喉頭麻痺に対する披裂軟骨側方化術

小型犬が呼吸状態が徐々に悪くなり、精査目的で呼吸器科を紹介受診しました。内視鏡、CTを含む各種検査により喉頭麻痺と診断されました。この問題を解決するために、披裂軟骨側方化術:タイバックサージェリーが行われました。術後は呼吸状態が大幅に改善され、横になってぐっすりと眠れるようになり、QOLの大幅な改善が認められました。3kgという小型犬でしたが、本当によく頑張ってくれました。一方、この手術を受けた患者さんの術後には誤嚥性肺炎という命に関わる合併症が生じることが報告されているため、しばらくは食事や飲水の管理などを十分に気をつけて対応する必要があります。
呼吸器外科では主に気管虚脱、喉頭麻痺、短頭種気道症候群などの疾患を取り扱っています。
診察・手術日:第3月曜日 担当:末松獣医師(気管支鏡、フラットパネルX線透視検査※要予約)

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