ダクタリ会

症例

小腸腫瘍壊死による細菌性腹膜炎

高齢の小型犬が2週間前から下痢しており、食欲が廃絶しているとのことでご紹介いただきました。
腹部エコー検査では小腸に腫瘍が確認され、腹部全体で腹膜炎が起きていました。

同時に行ったCT検査では腹腔内に遊離ガスが見られ、消化管穿孔と判断して手術を行いました。
腫瘤を切除し、端端吻合を行っています。全身の感染を伴うことから数日は集中治療が必要になります。

経過は良好で、数日後に自分から食事を取ることができるようになりました。
病理結果は悪性紡錘形細胞腫瘍でしたが、完全切除できていたため今後長生きしてくれることを祈ります。

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