ダクタリ会

症例

心原性肺水腫

高齢の小型犬が夜間に呼吸困難で来院しました。
半年前の健康診断で僧帽弁閉鎖不全症が見つかっていたようですが、治療は行なっていませんでした。
心臓病の進行がまず疑われたため検査を行うと、肺全体に水が溜まっており、すぐに治療を開始しました。

僧帽弁閉鎖不全症はA, B1, B2, C, Dと進行の程度に分けられ、肺水腫となるとC(うっ血性心不全)であり命に関わる状態です。
幸いにも治療に良好に反応し、二日間の入院後に自宅に帰ることができました。
ただし心臓病が治ったわけではないため引き続きの内科治療は必要であり、外科手術も考慮される状況です。

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