ダクタリ会

症例

梅干し種誤食による腸閉塞

高齢のトイプードルが消化管閉塞疑いでかかりつけ医から救急で紹介されました。

X線検査では腸管拡張所見は見られましたが明らかな異物は確認できません。実はX線検査にうつらない異物も多く、見逃されてしまうこともあるのです。
そのため腹部超音波で閉塞部位の確認を行うと小腸に直径2cm程度の種のような異物が確認できました。
飼い主さんに確認すると3ヶ月前に梅干しの種を飲み込んだとのことで、長期間胃内にあったものが最近になって腸に流れたものと思われます。

その日のうちに手術を行い、閉塞部位を切開、無事に種を摘出しました。

 

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