ダクタリ会

症例

椎間板ヘルニア G4

4歳のフレンチブルドッグさんが腰背部の痛みから、その後徐々に後肢の運動機能が悪化し、起立困難になっているので、かかりつけ医から脊椎、脊髄の精査を希望され、外科的な除圧が必要であれば検討してほしいと連絡がありました。神経学的検査ではグレード4の脊髄疾患が疑われました。(深部痛覚は残っている)
単純CTとCT -Myelogram、MRIを実施した所、L1~L2に椎間板ヘルニアが確定されました。(フレンチブルでは椎体奇形から不安定症を生じ、脊椎疾患を発症することもあるので注意が必要です。)この問題に対して、Hemi-Laminectomyが実施されました。術後、4日目で随意運動が確認され、5日で歩行可能となり、7日目で退院となりました。後療法、疼痛緩和の一環として、鍼灸治療も行われています。椎間板ヘルニアグレード4は通常では除痛と除圧のため、外科的な方法が第一選択です。

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