ダクタリ会

症例

消化管内異物

新型コロナの影響で外出の自粛からストレスが溜まっているのは人間だけでは無いようです。催吐処置、内視鏡下異物摘出、胃切開術、腸切開術とほぼ毎日、何らかの消化管内異物の患者さんが紹介されて来ます。普段は決してこんなに多くはありません。今週は1日2件、内視鏡下で異物を除去した。という日もありました。ストレスが引き金となって普段は口にしないものを誤飲をしてしまうのでしょうか?本当の原因はわかりませんが、人間社会が閉鎖された空間 ”Stay at Home”となり、このストレスが動物達にも連鎖しているのでしょうか?予防のためにも誤飲してしまう可能性のあるものは動物の近くに置かない方が良いでしょう。写真のワンちゃんは靴下を誤飲してしまい腸閉塞となり緊急手術を行った患者さんです。犬猫は我々のように言葉を持たない代わりに、人間が感じているストレスを本能的にキャッチするのでしょう。我々、人類もこのような感染力の高いウイルスとの闘いは、はじめてのことであり、なるべくストレスを抱えないで精神状態と健康状態を良い状態にキープできるよう、お互いを思いやる気持ちを持って、それぞれが自分自身をコントロール出来なければなりません。

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