ダクタリ会

症例

犬のグリオーマ(神経膠腫)

12歳の短頭種がてんかん発作を起こすようになってきたとのことで、MRI検査依頼がありました。左側の帯状回〜後頭葉にT2高信号、T1低信号、ほとんど造影されない占拠性病変あり。この犬種に好発する神経膠腫と考えられました。この疾患に対して放射線療法、CCNUなどが適応と考えられます。また、脳圧亢進所見が認められることから、ステロイドやイソバイドなどの脳圧降下剤でQOLの改善を目指します。さらに、発作に対しては抗てんかん薬を検討します。

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