ダクタリ会

症例

犬の胆嚢粘液嚢腫破裂

胆嚢粘液嚢腫が1週間前から悪化し、食欲がなくなっているとのことでご紹介をいただきました。
エコー検査では胆嚢内の流動生低下、胆嚢周囲脂肪の高エコー化、総胆管の拡張が認められ手術が必要な状況と判断しました。
開腹して胆嚢を確認するとすでに周囲の組織と激しく癒着しており、1週間前に一部破裂したことが推察されます。胆嚢摘出、総胆管の開通などを行い、術後の経過は良好です。
胆嚢粘液嚢腫は感染・破裂した場合は死亡率が上昇します。定期検診で胆嚢粘液嚢腫が確認された場合は早めに手術を検討する方が良いでしょう。

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