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症例

猫の両側尿管閉塞に対する腎下方移動尿管膀胱新吻合術 #21

性腎障害の猫さんが腎臓病の治療中に急に具合が悪くなったそうです。エコー検査で尿管閉塞が見つかったので対応して欲しいとのこと。血液検査では危険なレベルの高カリウム血症が確認されました。直ちに腎瘻カテーテルにより尿路解放を行いました。徐々にカリウムの低下が確認されたので左腎に対してSUB systems、右腎に対して腎下方移動尿管膀胱新吻合術+短尺型ステント留置を行いました。翌日から徐々に腎数値も改善しており一安心です。猫の尿管結石には尿管切開、短尺型尿管ステント設置、尿管膀胱新吻合術、SUBなどで対応を行います。また、CTなどの画像診断も各術式の検討には大変有用です。

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