猫の外傷性前十字靱帯断裂に対するCBLO #259+LSS










室内で遊んでいる最中の外傷により、若い猫さんが前十字靱帯完全断裂を発症し、さらに内側半月板損傷を併発しているとのこと。かかりつけ医より外科的整復のため紹介受診されました。術前のエックス線では、脛骨近位の成長板が完全には閉鎖しておらず、わずかに残存していたためTPLOではなくCBLOを選択しました。また、CBLOにより前方不安定性の解消は期待できるものの、脛骨ピボット圧迫試験により、内旋不安定性が残存することが懸念されました。そのため、アンカー・スクリューによるLSSを追加し、回旋方向の安定性を補強しました。猫の前十字靱帯断裂自体が稀な疾患であり、さらに猫に対するCBLOの報告は極めて限られています。今回の症例は、若齢猫におけるCBLOの適応や、回旋不安定性に対するLSS併用の有用性を考える上で重要な患者さんです。

