ダクタリ会

症例

猫の尿管結石に対する尿管膀胱新吻合術#20

さんが尿管結石で苦しんでいるので外科的に尿路解放を行って欲しいと主治医より連絡がありました。無麻酔CT検査を行うと両側の腎結石、両側の腎盂拡張、左側の尿管結石、右側の尿管狭窄が疑われました。左側の尿管結石を除去したのちに、尿管膀胱新吻合術を行い、内部に短尺型尿管ステントを留置しました。右側の尿管については腎瘻カテーテルから腎盂造影を行い、完全閉塞は否定されました。右については線維化による狭窄が生じていると判断し、プレドニゾロン等による内科療法を行います。腎数値も劇的に改善しており尿路解放術に一定の効果があったと判断しています。エコーや血液検査で定期的なモニターが必須になります。

症例カテゴリー

ページトップへ