ダクタリ会

症例

猫の尿管結石に対する尿管膀胱新吻合術 #15

尿管結石がある猫さんに外科的な対応をして欲しいと主治医から連絡がありました。主治医の先生が超音波検査で著しい腎盂拡張を指摘しています。そこで、無麻酔CTで結石の左右、位置、個数、サイズなどを詳しく検査しました。(CTによる尿管結石の検出率は非常に優れています。)右の尿管内に閉塞を起こしている結石が確認されました。また、多くの場合はシュウ酸カルシウム結石であることが分かっています。通常、慢性経過の尿管結石による尿管閉塞は炎症により尿管の狭窄が生じています。この問題を解決するためにマイクロサージェリーで尿管膀胱新吻合術で対応しました。人工尿管は最終的な救済法と考えており、なるべく人工物を使わない方法で解決したいと考えています。長時間の手術となりましたが頑張ってくれました!

 

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