猫の胸骨脱臼に対するlocking plate stabilization








猫ちゃんが室内で突然痛がるようになったとのこと。かかりつけ医を受診し、エックス線により胸骨脱臼(第4~5間)が確定され、当センターに紹介受診されました。胸骨脱臼自体が非常に稀であり、過去の報告では、猫の胸骨脱臼(sternal dislocation/luxation)は”極めて稀”とされ、猫4例+犬1例程度しか詳細な報告がないとされています。2018年にChoiらは猫2例を保存療法 vs 外科整復で比較しています。
- 1例:保存療法→ 14か月後も不安定性残存→ 最終的に外科整復
- 1例:早期手術→ 4〜5週で良好に回復
結論として、Choiらは猫の胸骨脱臼は外科整復が推奨されると述べています。論文では、慢性化、不安定性残存、変形治癒が問題となっていましたが、本症例ではLocking Plateで早期に整復したので、それらが回避できる可能性があります。

