ダクタリ会

症例

猫の腎膿瘍

10歳のアメリカンショートヘアーが急性の元気食欲低下、腹部痛を主訴に当院を紹介受診されました。

発熱があり、血液検査では重度の炎症所見が認められました。腹部エコー検査では腹水の貯留、

左腎臓の内部に液体貯留が認めれました。腎臓の液体の沈渣塗抹では変性好中球が主体であり、その中に細菌が確認されました。

以上の所見から、腎膿瘍および腹膜炎と診断し、緊急的な腎臓摘出を実施いたしました。

周術期の経過は良好で、病理検査結果も腎膿瘍を示唆する所見でした。

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