ダクタリ会

症例

猫の鼻咽頭リンパ腫

い猫さん1か月前から鼻閉音が始まり、徐々に呼吸がしづらくなってきたとのことで来院。猫のリンパ腫のうち、鼻咽頭リンパ腫が占める割合は約5~10%とされています。ただし、発生頻度は文献や地域、研究データによって若干異なる場合があります。
猫のリンパ腫の主な発生部位と割合
消化器型リンパ腫: 約50~70% 縦隔型リンパ腫: 約10~20%
多中心型リンパ腫: 約10~20%
鼻咽頭型リンパ腫: 約5~10%
その他(皮膚型、腎型、神経型など): 残りの数パーセント
鼻咽頭リンパ腫は全体の中で少ない割合ですが、局所的な病変として比較的治療の可能性が高いタイプとされています。早期診断と治療による管理が重要です。

 診断の流れ
身体検査、鼻閉音と呼吸の異常が確認されました。鼻汁の排出はなし
画像診断:CT検査により鼻咽頭部に腫瘤性病変を確認。

治療内容
:呼吸に異常があることから可及的速やかに腫瘤を完全に除去しました。

術後経過

・呼吸がスムーズになり、鼻閉音が解消
・術後すぐに回復しました。
・たとえ1歳であってもリンパ腫に罹患する可能性はあります。1か月程度の経過で症状が徐々に悪化する場合、
早期診断が重要です。
・鼻閉音や呼吸の変化に気づいたら、すぐに検査を行うことで予後を大きく改善できます。

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