ダクタリ会

症例

球状切削型肩関節固定術 #13

天性の肩関節窩形成不全に伴う上腕骨頭の内方脱臼です。先天性の肩関節脱臼では一見、うまく患肢を使っているように見えますが、アライメント異常から高齢になるとほとんどの患者さんで有痛症状が発現します。このような状況では関節固定術による除痛処置が選択肢となります。正確な手術と時間短縮のため、CTから作成した3Dプリンタモデルで模擬手術とインプラントの整形を行います。本来の窩が形成されていないため、寛骨リーマーを使い窩を球状に切削し整形します。上腕骨頭との接触面積増大のため早期骨癒合が期待されます。しばらくは安静が必要です。

症例カテゴリー

ページトップへ