ダクタリ会

症例

球状切削型肩関節固定術 #12

型犬の肩関節脱臼、特にトイプードルさんは大きな外傷を伴わず肩関節脱臼が起こります。肩関節は関節包、関節上腕靭帯、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋によって支えられます。通常は脱臼すると犬は体重を支える事ができません。内方脱臼では足が外側に回転し、大結節が肩の内側で触知できます。肩を動かすとはっきりと痛みが分かります。触診では関節包はルーズニングを呈していました。このわんこは除痛と脱臼回避の目的で永久的な関節固定術で対応しました。インプラント固定のため3Dプリンタを利用したリハーサル手術を実施しています。しばらくは安静が必要です。

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