ダクタリ会

症例

環軸不安定症 AAI

小のワンコがバランスを崩したあとから四肢麻痺となり、痛みで泣き叫んでいるとのこと。主治医より緊急で精査の依頼がありました。CT・MRIで確認すると環軸不安定症、後頭骨形成不全、後頭骨環椎オーバーラッピングなどが確認されました。今回の麻痺や痛みの原因と判断しました。環軸固定術に先立ち、DICOMデーターから作成した3Dプリンターモデルよりリハーサル手術を行います。Titanium Locking Plateがレイアウト可能と判断しました。この手技は従来から使用されているセメントを使用しないセメントレス方式Locking PlateとLocking Screwと海綿骨移植により最終的に環軸関節に骨性癒合を導きます。また、スクリューの穴位置などのシミュレーションができるため手術時間の短縮にもなります。しかしながら、一番頑張ってくれたのは小さな体の患者さんです。早く痛みから解放されることを願っています。

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