ダクタリ会

症例

直腸プルスルー

高齢のダックスさん(15歳)が直腸から腫瘤が脱出し、しばらく内科療法を実施したが、あまり反応しないので主治医の先生から手術をして欲しいとの連絡があり対応。
この疾患はミニチュア・ダックスに特異的と考えられており、病理検査では炎症性のポリープと診断されました。直腸や結腸に単発生、多発生に形成され、多くの罹患犬は血便や粘液便を呈します。稀に免疫抑制剤に良い反応を示すこともあるようですが、内科的に反応しない場合は外科的な切除が必要になります。この問題を解決する為に、今回の直腸粘膜プルスルー法は臨床的に有効な方法であると報告されています。

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