ダクタリ会

症例

第7腰神経圧迫による神経根兆候

ニチュア・ダックスさんが右後肢の疼痛と挙上が見られるとのことで紹介来院されました。神経学的検査およびCT/MRIにおいてL7~S 間の神経孔に椎間板ヘルニアが確認されました。今回の後肢挙上の責任病変です。この問題に対して神経孔拡大術および椎間板物質の除去を行いました。幸い、翌日、疼痛と挙上は消失しました。椎間板ヘルニアの部位としては大変珍しい部位です。一見、整形外科疾患かな?と考えられましたが、よく調べてみると実は神経学的な病気が隠れていることがあります。跛行は共通しているので判断に迷う時は断層撮影が有用です。

症例カテゴリー

ページトップへ