ダクタリ会

症例

肝臓腫瘤破裂による腹腔内出血

12歳のミニチュア・ダックスさんが昼過ぎからぐったりしているとのことで主治医を受診しました。腹部のエコー検査で肝臓の右側領域に腫瘤が形成され、破裂により出血が起こっていることが疑われました。CTによる精査と緊急の止血のための手術目的で来院されました。腹腔内出血が起こっていたので開腹し、自己血を回収しました。肝臓の右側にアプローチし出血部位を含めて腫瘤の切除を行いました。手術から約4週間経過しましたが、主治医より元気にしていると報告を受けたので安心しました。病理検査は高分化型の肝細胞癌との診断のようです。今後は定期的に再発がないか主治医のもとで腹部超音波検査でフォローアップすることになりました。

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