ダクタリ会

症例

肺高血圧症による失神

もともと僧帽弁閉鎖不全症の治療をしている患者さんが、最近になり散歩中に意識がなくなるとのことで来院されました。
心臓エコー検査をすると僧帽弁閉鎖不全だけでなく三尖弁逆流、肺動脈弁逆流が認められ右心系にも心不全が現れています。
僧帽弁閉鎖不全症はよくみられる病気の一つですが、進行すると肺水腫、肺高血圧症などを合併します。
肺高血圧症の症状は初期では気づかれにくいものの失神(急に意識がなくなり虚脱、そのあと普通に戻る)が特徴的ですので、僧帽弁閉鎖不全症をもつ犬の飼い主さんは注意しましょう。

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