ダクタリ会

症例

胃の腫瘍

性的に嘔吐があり対症療法で改善しないというワンコが精査のため来院されました。超音波検査・CT・内視鏡検査で胃に腫瘍ができている事が確認されました。腫瘍により固くなっている領域を切除し、ビルロートⅠ(胃・十二指腸吻合)で再建しました。人の胃がんと異なり犬の胃がんの発生率はそれほど高くありませんが、中年齢以降の動物で対症療法に反応しない嘔吐のある患者さんでは画像による精査が有用です。犬では腺癌、猫ではリンパ腫を疑う必要があります。

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