子犬の歩き方がだんだんおかしくなって来ており、最近になってジャンプしたり走ったりすることもできなくなったので、診察をして必要があれば手術をしてほしいと主治医から連絡がありました。触診では膝蓋骨の内方脱臼があり、徒手では大腿骨滑車内に還納できない状態でした。X線を撮影すると大腿骨の変形があるように見えましたが、CTで評価してみると変形矯正術は必要な状態ではありませんでした。大腿骨滑車深化術、内側の軟部組織の開放術、外側の関節包切除術、脛骨粗面移動術、大腿骨遠位に脱落防止スクリューの埋入法を併用し整復を行いました。しばらくは安静が必要ですが、徐々にリハビリを行い運動機能の改善を目指します。