ダクタリ会

症例

膝蓋骨内方脱臼症に前十字靭帯断裂を併発した症例に対するラテラルスチャー変法

膝蓋骨内方脱臼グレードⅢとⅣを抱えていた、トイ・プードルさんが突然、後足で立ち上がれなくなったと来院されました。
今回は前十字靭帯断裂を発症したようです。右側大腿骨遠位に外側より、チタン製アンカースクリューとスパイクワッシャーを使用し、脛骨のアイソメトリックポイントに30ポンドのラインとチタンクランプで締結しました。ドロアーサイン、脛骨圧迫試験が陰性になったことを確認し、閉創。
左側のグレード4はブロックリセッション、TTT、大腿骨遠位にパテラ脱落防止スクリューを埋入。膝関節のアライメントが正常に機能することを確認し閉創。しばらく安静にし、徐々にリハビリテーションを行います。膝蓋骨内方脱臼に前十字靭帯が併発すると強い臨床症状が発現するので注意が必要です。

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