ダクタリ会

症例

膝蓋骨内方脱臼 G4に対するProximal Tibial Osteotomy

蓋骨内方脱臼に罹患し、上手く歩けない子がいるのでなんとかして欲しいと主治医から連絡がありました。右の後肢はほとんど着地できず3本足で生活しているとの事。CTで骨格の評価を行うと膝蓋骨内方脱臼に伴って脛骨近位が顕著に内旋していることが分かりました。手術に先立ち、3Dプリンターで骨モデルを造形し、シミュレーションを行いました。脛骨は正常側と比較して約21°内旋していることが分かりました。脛骨近位に骨切り術(Proximal Tibial Osteotomy)を行いインプラントで外旋矯正のリハーサル手術を行いました。術後のCTでは膝蓋骨は正しい位置に整復されていることが確認されました。術後はリハビリを頑張っていただき、また元気にお散歩に行ってもらいたいと思います。

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