ダクタリ会

症例

膝蓋骨高位症と膝蓋骨外方脱臼の併発症例に対するModified-CCWO

40kgの大型犬の膝蓋骨高位症(以下、PA)と膝蓋骨外方脱臼(以下、LPL)の併発症例に対応しました。この2つの病態を詳しく把握するために3DCTでの術前・術後評価は大変有効です。まず、PAに対して膝蓋骨を大腿骨滑車に誘導するため、ペイレーの骨切りルール(Paley’s Rules of Osteotomies) に従いCCWOで脛骨粗面・膝蓋靭帯の遠位化を行いました。また、外旋した脛骨近位骨片の矯正を行うため遠位骨片とプレート間にTitaniumのスペーサーを挿入し、3.5マッシュルームプレートと3.5サポートプレートでダブルプレーティングとしました。軟部組織の再建を目的に内側の余剰関節包の切除も行います。LPLは内方脱臼(MPL)に比較して、臨床症状も顕著であるため外科的な矯正が望ましいとされています。LPLはあらゆる犬種に見られますがPAは足の長い犬種に時折見られます。この大型のワンコのようにLPL+PAが併発する場合もあるので、3DCTで把握したそれぞれの病態に対するアライメント手術が必要となります。

 

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