若齢犬の前十字靭帯疾患(eTPA)に対するCBLO #249






若齢犬において脛骨近位成長板が残存した前十字靭帯疾患の患者さんに対してCBLOで対応した。患者さんの脛骨高平角(TPA)は35°と著明な高値を示しており、本症例はExcessive Tibial Plateau Angle(eTPA)を呈する病態と診断した。eTPAでは脛骨高平角の増大に伴い前方剪断力が増強し、前十字靭帯に過剰な機械的負荷が加わることで、跛行および関節不安定性の進行が惹起される。成長板が残存する症例では、TPLOによる成長板障害およびそれに伴う将来的な骨変形のリスクが高いため、本術式は適応外と判断した。以上より、本症例では若年齢かつeTPAという病態を考慮し、成長板を温存しつつ膝関節の力学的安定性を改善可能なCBLOが最良の選択肢である。

