ダクタリ会

症例

超小型犬の前十字靭帯断裂に対するCBLO #127

トイ・プードルさんの前十字靭帯断裂に対するCBLO(機能的安定化術)をデジタルエックス線でシミュレーションしました。脛骨近位の形状は大変小さく、通常の2.0CBLOプレートでもレイアウトは困難の様です。2.0 Titanium Locking Plateを骨形状に合わせてベンディングとツィスティングを行いました。9mmのドーム状骨切り術を脛骨近位に行い、CORAポイントを中心に近位に4mm回転矯正を行いました。これにより、脛骨前方スラストが解消され、膝関節の機能的安定化が達成されます。しばらくは安静が必要ですが徐々にリハビリを始めます。TPLOと比較してCBLOは脛骨近位面積が約33%広く確保できるため、日本での飼育頭数の多い、超小型〜小型犬の脛骨の骨切り矯正には多くのメリットがあります。

 

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