ダクタリ会

症例

超小型犬の前十字靭帯断裂に対するCBLO #143

十字靭帯断裂の超小型犬の患者さんに対してCBLOで対応した。脛骨内側にドーム状骨切り後に4.0mm前方へ回転矯正を行った。骨切り部位の固定には専用のコンベンショナルのマッシュルームCBLOプレートをレイアウトした。回転矯正後はTPAが減少し、脛骨上へ大腿骨が修正されている。CBLOの特徴としてこの患者さんのような超小型犬においても骨切り術による対応が可能となる。また、小型犬はたとえ前十字靭帯断裂に罹患しても手術しなくても良いという考え方(科学的根拠が乏しい)もあるようだが、結局はNSAIDsなどで様子を見ていても多くの場合、跛行は改善せず徐々に関節炎へと進行してしまう。可能であれば機能的安定化を目指し、外科的な対応が望ましい。

症例カテゴリー

ページトップへ