ダクタリ会

症例

雌犬の尿道結石

尿道結石と電話がかかってくればまず、雄猫か雄犬を想像します。しかし、雌犬にも尿道結石は起こります。(頻繁ではありませんが)雌犬が尿道結石で苦しんでいるのでなんとかして欲しいと主治医より連絡がありました。エコーで見ると尿道結石が骨盤の手前でスタックしています。なるべく骨盤を切開しないで済む方法を考えました。まず、会陰切開を行い膀胱鏡を尿道内に侵入させたらどうか?無事にこの処置により運良く膀胱内に結石が脱落しました。その後、腹部に小切開を加え膀胱切開ののち尿結石を除去しました。成分はストラバイトと診断されたので今後は療法食を食べながら結石を予防します。雌犬でも運が悪いと結石により尿道閉塞を起こすので注意が必要です。

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