ダクタリ会

症例

食道内異物

高齢犬が喉に何かをつまらせたようで苦しそうとのことで救急来院しました。
食事を食べた後に嘔吐し、鼻から泡を出して倒れたとのことです。

X線検査にて胸部食道(心臓から胃の入り口)に異物所見を認め、食道内異物が今回の症状の原因と判断しました。

麻酔下で内視鏡検査を行うと3cm程度のフードが食道内に停滞していたため、胃へと押し込みました。食事は胃内にあれば胃酸で消化されるのですが、食道内にあると食道粘膜の障害、ひどいと食道狭窄となってご飯が食べられなくなることもあります。この患者さんは発症後すぐだったため軽度の粘膜障害のみでした。異物除去後は元気にお家へ帰っています。

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